2009年11月11日
三十六番〜2


朝のなって外を見ると曇ってはいるが雨はあがっていた。
「歩けるな」
出発の準備をして歩き始める。今日は七子峠を越えなければならない。自転車で四国を一周したとき一番キツかった峠だ。自転車に乗ったままでは登れず、押して歩いた峠だ。歩きでも息を切らせながら登った。
まずは峠の麓を目指す。国道を歩く。この辺りの国道は歩道があまり整備されておらず、真横を車が減速もせずに通過する。トラックなどの大型車では通過の際の風に身体が煽られる。気疲れする道だ。
ヒヤヒヤしながらも何とか七子峠の麓に着く。地元のおばあちゃんが、お茶と煎餅と七子峠のパンフレットをくれた。このパンフレットは自治体が作ってるらしい。今回僕が通るつもりのルートは添蚯蚓(そえみみず)と言う名前らしい。ミミズがはった跡のようにくねくね曲がりくねっているからそう呼ぶらしい。中世から重要な街道だったらしい。
山道であり七子峠に向う道なので不安に思っていた。しかし、多少昨日の雨で流れた小枝や小石が道に散乱して歩きにくかった程度で登り勾配などは歩き安い方だった。休憩無しで登りきることが出来た。肩透かしである。
七子峠から少し歩いて今日は終了。山の中なので冷えそうだ。温かくして寝よう。