2009年11月25日
四十四番
今朝は曇り。凄い湿気。雲の中に居るよだ。テントもずぶ濡れ。テントをタオルで拭き拭き撤収。
間違って進んだ距離は3キロ程。ゆっくり歩いても一時間はかからない。昨晩は暗くて見えなかった風景が見れた。紅葉が鮮やかだ。植林された杉の中に朝露で輝く黄色い銀杏。
本来曲がるべき道を曲がる。テントを張れそうな所がちらほら見える。若干口惜しい。
「おはよう。大変やね」
突然声がした。声の主を探してキョロキョロ。主はあまりにも風景と一体化したおばあちゃんだった。
「一人で行きよんか?」
「関心や〜御利益かるからな〜御利益〜弘法大師様の御利益や〜」
「そうなん?」
「そや〜ウチは子どもが五人居るんやけど、上四人は女でな〜」
「男の子欲しくて〜お参りしたんよ〜」
「ほったら5月5日の子どもの日に男の子が生まれたんや〜御利益あるんや〜」「お賽銭あげるからな〜」と千円いただいた。
おばあちゃんは別れ際
「忘れないから〜」
手をふって別れた。
天気は快晴に暑い。防寒具を全部脱ぐ。汗が吹き出るのは高知以来。久しぶりだ。道路脇の緑地帯にヤギがいた。草を食んでいる。
今日は峠を二つ越える予定。一つ目はなんなく超えた。問題は二つ目だった。
足が動かなくなる。頭がボーとし始める。ハンガーノックだ。(お腹空きすぎて動けない)
昨晩夕食を取らずに寝た。朝からも何も食べてなかった。慌てカロリーメイトやら飴やらを口にしたが手遅れだった。体調は夕方まで回復しなかった。
ついに四十四番半分まで来た。
今晩は民宿で食い溜めする。山道で動けなくなるのは怖い。
間違って進んだ距離は3キロ程。ゆっくり歩いても一時間はかからない。昨晩は暗くて見えなかった風景が見れた。紅葉が鮮やかだ。植林された杉の中に朝露で輝く黄色い銀杏。
本来曲がるべき道を曲がる。テントを張れそうな所がちらほら見える。若干口惜しい。
「おはよう。大変やね」
突然声がした。声の主を探してキョロキョロ。主はあまりにも風景と一体化したおばあちゃんだった。
「一人で行きよんか?」
「関心や〜御利益かるからな〜御利益〜弘法大師様の御利益や〜」
「そうなん?」
「そや〜ウチは子どもが五人居るんやけど、上四人は女でな〜」
「男の子欲しくて〜お参りしたんよ〜」
「ほったら5月5日の子どもの日に男の子が生まれたんや〜御利益あるんや〜」「お賽銭あげるからな〜」と千円いただいた。
おばあちゃんは別れ際
「忘れないから〜」
手をふって別れた。
天気は快晴に暑い。防寒具を全部脱ぐ。汗が吹き出るのは高知以来。久しぶりだ。道路脇の緑地帯にヤギがいた。草を食んでいる。
今日は峠を二つ越える予定。一つ目はなんなく超えた。問題は二つ目だった。
足が動かなくなる。頭がボーとし始める。ハンガーノックだ。(お腹空きすぎて動けない)
昨晩夕食を取らずに寝た。朝からも何も食べてなかった。慌てカロリーメイトやら飴やらを口にしたが手遅れだった。体調は夕方まで回復しなかった。
ついに四十四番半分まで来た。
今晩は民宿で食い溜めする。山道で動けなくなるのは怖い。
Posted by sumi at
20:47
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